TGRFとは!?その魅力とおすすめイベントをご紹介!!
11月25日(日)に開催された、「TGRF2018」に参加してきました。
「TGRF」と聞いてもピンとこない方が大半だと思います。2、3年前の自分もTGRFがどういったものなのか知りませんでした。
「TGRF」とは、モータースポーツ活動と市販車のスポーツチューンモデルを販売しているトヨタ自動車のブランド、TOYOTA GAZOO Racing がファンに1年間の感謝を込めて行うとファンサービスイベントです。
つまり、「TGRF」とはTOYOTA GAZOO Racing FASTIVALの頭文字です。
トヨタ自動車のGAZOO Racing companyが主催するモータースポーツファンのための祭典です。毎年1回この時期に行われており、初回が2010年ですから今年で8年目です。
会場は、富士スピードウェイで毎年行われています。
富士スピードウェイは、静岡県御殿場市にあるサーキットです。以前はF1も開催された世界有数のサーキットです。
この富士スピードウェイ、何よりの魅力が富士山が目と鼻の先にある点です。
サーキットから富士山を臨むことができます。
イベント当日は天候に恵まれ、一日を通して空が晴れわったていました。
早朝の赤富士、昼間のくっきりとした富士山、夕日を浴びた富士山。
そのため、頭の方だけ雪で白くなった綺麗な富士山をずっと眺めることができました。
サーキットと富士山のツーショット、画になります。話が脱線しました。
そこで、今回は、TGRF2018についてご紹介していきます。
- その1.参加費無料!
- その2.普段のレースでは味わえない車との距離感を体験できる!
- その3 常にサーキット上でレースが行われている!
- その4.レーサーを身近に感じられる!
- その5.トヨタGRシリーズの車両が一挙に乗れる!
↑見にくいかもしれませんが、写真中央でマイクを持っていらっしゃるのはトヨタ自動車の豊田章男社長です。
社長としてTGRFに参加されたのは今回が初めてのようです。前回までもモリゾウ(豊田社長のレーサー時の呼び名)としては参加されていたそうです。肩書を使い分けているみたいです。
TGRFのおすすめポイント
その1.参加費無料!
参加した理由は単純です。参加費が無料!なんです。さすが世界のトヨタ、太っ腹。
ファンを大切にしている、トヨタのサービス精神が伝わってきますね笑
あと、レーシングカーを間近で見ることができる絶好の機会であったことも参加した理由の一つです。
その2.普段のレースでは味わえない車との距離感を体験できる!
TGRFにはレースカーの展示ブースがいくつもあり、サーキット上を走っていたレーシングカーを目の前で見ることができます。
また、様々イベントが催されており、普段のレースでは見せないレーシングカーの走りを見ることができます。モータースポーツの魅力がぐっと詰まったコンテンツが盛りだくさんであり、私のような車好きにはたまらない一日となっていました。
そこで、TGRFで行われたイベントを今回は2つご紹介していきます。
1.サーキットサファリ
サーキットサファリとは、動物園が行っているサファリパークと同じようにお客さんが乗るバスからサーキットを走るレースカーを目の前で体験できるイベントです。
つまり、サファリパークの動物がレーシングカーに置き変わったイメージです。
しかも、現役のトヨタレーシングチームの監督がバスガイドをしてくれるのです。
監督ならではの視点で、レーシングカーの解説をしてくれます。TGRFでしか味わうことのできなきい貴重な体験をすることができます。
私のバスを担当してくださったのは、関谷監督です。関谷監督は、名監督としても有名ですが、現役時代は、世界耐久選手権にも参加した名レーシングドライバーでした。
私が体験した2018年は、SUPER GT、SUPER FORMULAなど、様々なレーシングカーと一緒に富士スピードウェイを1周しました。
エンジン音がしたと思ったら、瞬く間に白い影が通り過ぎ、普段の乗用車の運転では体験することのない、驚異的な速度でレーシングカーが走り去ります。
バスの窓ガラスが割れんばかりの音を立てて、私が乗るバスと並走して走ってくれました。
レーシングカーのすごいところは、加速と音です。
新幹線も時速300km近く出ますが、何分もかかります。
しかし、レースカーは、数十秒で時速300kmに到達してしまいます。
ちなみに今回のイベントで走行したレーシングカーの中には、加速が飛行機よりも速いものもありました!
そして、音も鼓膜が破れるくらいの爆音です。
その音は、飛行機のジェットエンジンよりも大きいそうですよ。確かに、体に衝撃波を受けたような感覚でした。
サーキットサファリに参加して感じたことは、若い親子連れが多く、性別に限らず幅広い年齢層のお客さんが参加していたことです。
老若男女問わず様々なお客さんが楽しんでいました。
バスの中ではお客さんが大興奮!車にあまり興味がない方も楽しめるイベントです。
サーキットサファリを機にモータースポーツに興味を持ち始めた方もいるのではないでしょうか。
2.展示の催し
TGRFではいたるところに展示スペースがあり、世界選手権のLeMans24時間レースで優勝した車や今では1台1億円を超える価値がつくような車を間近で見ることができます。
中には、乗車することのできる車両もありました。
私は、LeMans24時間レースの優勝車TS050とSUPER FORMULAに乗車させていただきました。
こちらは、LeMans24時間レースの優勝車TS050です。
その3 常にサーキット上でレースが行われている!
サーキット上ではデモレースが繰り広げられており、普段はお金を払って観るようなレースを無料で観戦することができます。
さらに、普段一緒に走行することない、異なるカテゴリーのレーシングカーが走行するため、大変貴重です。
普通に生活していたらまず経験することができないスピード・音・フォルムを体感できます。
レースカーって当たり前ですが、一般道は走れません。サーキット専用の車です。
つまりサーキットに行かないとみることができないのです。
しかも、今回のTGRFは、トヨタが持つあらゆる世代のレーシングカーが参加しています。40年以上も前から走っていたものから最新鋭のHYBRIDレーシングカーまで一機に見ることができました。
時速約300kmで目の前をものすごい速さと音で駆け抜けていく姿は迫力満点です。
その4.レーサーを身近に感じられる!
レーサーってどんな人がいるの?名前がなかなか出てこない方もたくさんいることでしょう。
無理もありません、メディアでの露出もあまり多くないですから。
レーサーのトークショーに参加してみて、そういった普段知ることのできないレーサーの知られざる一面を知ることができ、楽しませていただきました。
レーサーの方は、お茶目な方からまじめな方まで個性豊かな方々でした。
会話の節々からお客さんを楽しませようと、様々なボケや落ちで会場を盛り上げていました。
トーク力とサービス精神の高さは、他のスポーツ選手と比べてもトップクラスです。
同時に頭の回転も速いなと感心しました。
レースでどのタイミングでライバルを抜くのか、詰め将棋をやる感覚で常に頭で戦略を立てながら走っているみたいです。
時速100kmや200km、300kmで運転をしながら、詰将棋をしているわけですから、それは頭の回転が速くないと務まらないですよね。
その5.トヨタGRシリーズの車両が一挙に乗れる!
モリゾウ(豊田章男社長)さんも本イベントに参加してご紹介していた、トヨタの「もっといい車を作ろう」というスピリットから生まれた、「GRシリーズ」の市販車が展示されていました。
この「GRシリーズ」は、トヨタのレーシングチーム「TOYOTA GAZOO Racing 」がレースで突き立ったノウハウを踏襲した特別な市販車です。
足回りが強化されて、街中でもレーシングカーに乗っているような感覚にさせてくれる車のよう。
TGRFの様々なイベントを体験し、トヨタのレーシングカーに魅せられた後に、トヨタレーシングチームのDNAを持つ市販車を見ると、途轍もなく速い車のように感じてしまいます。
あの体験を市販車として日常生活で体感できるのではと思うと、魅力的に見えてしまいます。
丸一日「TGRF2018」を通してトヨタ自動車のレーシングチームが取り組むモータースポーツを体験したわけですから。
GRシリーズを開発したトヨタ社員の方もいらしたので、車の性能等を聞き、新車選びの参考させていただきました。
簡単に言うと車の乗り味が、一味も二味も一般的な市販車です。
私は、このTGRFでGRシリーズの車両を試乗させていただきました。
デザインもいい意味でトヨタらしくなく、刺激的な外装、内装をしていましたね。
そろそろ、トヨタ贔屓だと思われそうなので、この話はここまででやめようと思います。
とにかく「TGRF2018」は私にとってワクワク、ドキドキを届けてくれたイベントでした。
来年はGRシリーズの車に乗っていこうかな…
何やらGRシリーズオーナーだと特典がもらえるそうです。