ル・マン24時間耐久レース優勝車がついに日本に!【WEC 富士6時間耐久】
WECに突如ジェットマンが登場!!
【フライボード】 ジェットエンジンで富士スピードウェイ上空を飛ぶ
2018年10月14日、富士スピードウェイでFIA WEC 第4戦 富士6時間耐久レースが行われました。
私は、前日の12日(金)の夜に富士スピードウェイに到着し、各チームの練習走行を見ていました。
↓ドライバー交代の練習風景をしている場面に遭遇したのでご覧ください。
ドライバー交代練習 WEC 富士6時間耐久レース2018 予選前夜
今回は、WECと私が観戦したFIA WEC 第4戦 富士6時間耐久レース2018についてご紹介していきます。
WECとは?
WECとは、FIA世界耐久選手権(FIA World Endurance Championship)の略称です。
世界三大レースのひとつ「ル・マン24時間レース」もこのWECの一部です。
1953年から始まった世界スポーツカー選手権が起源で、紆余曲折を経て、1992年まで開催されていました。
現在のWECは2012年にスタートし、今年で6シーズン目です。
レースは3種類。ル・マン24時間レースとセブリング1000マイル、6時間耐久レースで行われます。
WEC参加車両のクラス分け
WECに参戦する車両は、スポーツプロトタイプカーとグランドツーリングカー(GTカー)の2車種に分けられます。
スポーツプロトタイプカーとは、1980年代~1990年代にFIA規格でグループCに属したマシンで、2座席のレーシングカーです。
グランドツーリングカーとは、2シーターまたは2+2シーターのクーペを指します。
ちなみに、グランドツーリングとは”長距離のドライブを快適にすることのできる動力性能と操縦性を持つ車”という意味です。
余裕のあるエンジンパワー、乗り心地の良さ、運転疲労の少なさ、走行安定性など、「走り」を意識したグレードといわれています。
スポーツプロトタイプカーとグランドツーリングカーを車両やドライバーなどのレギュレーションによって4つのクラスに分け、各クラスでタイトルが争われています。
各クラスの名称は、スポーツプロトタイプカーが「LM P1」と「LM P2」、GTカーは「LM GTE-Pro」と「LM GTE-Am」となっています。
速さ順にピラミッドを作るとこのようになります。
各車両にはゼッケンによって色分けされています。
「LM P1」は赤、「LM P2」は青、「LM GTE-Pro」は緑、「LM GTE-Am」は黄です。
LMP1は、自動車メーカー系ワークスチームや有力なプライベーターチームが参加する独自設計が許されたマシンです。↓
更に、LMP1クラスは、ハイブリッドカーを対象とするLMP1-Hybridと、ハイブリッドカー以外を対象とするLMP1 non Hybridに車両規定を分けられています。
ワークスチームはLMP1-Hybridでの出場が義務付けられ、LMP1 non Hybridはプライベーターが主に参加しています。
LMP2は、プライベーターの市販シャーシと市販エンジンの組み合わせによるマシンです。↓
「LM GTE-Pro」と「LM GTE-Am」は、 市販スポーツカーベースの競技車両です。
LM-GTE Proは、プロのドライバーを対象としています。↓
LM-GTE Amは、アマチュアドライバーを対象としています。↓
WECの主な解説はここまでにして、早速今回行われた、FIA WEC 第4戦 富士6時間耐久レース2018についてご紹介していきます。
FIA WEC 第4戦 富士6時間耐久レース2018
10月13日(土)は、予選が行われました。各車ピットで準備をしています。
一部ピットの様子です。
予選前にアストンマーチンDBSが高速走行。
サーキットコースの外では、様々な展示車両がありました。
TOYOTAの24時間耐久レース優勝マシンに乗せてもらえました。
想像以上に視界が狭かったです。乗り込むのも降りるのもやっとでした。
TOYOTA GAZOO Raceingのブースは、様々な年代のレーシングカーが展示されており、にぎわっていました。
10月14日(日)、いよいよ決勝レースです。
当日の天気は、曇り空。路面は濡れていました。
レース前にサイン会が行われていました。サインも欲しかったですが、私はレーシングマシンの撮影に夢中でサインどころではありませんでした。
決勝前にレーシングマシンを移動です。
ポルシェのセーフティーカーです。
突如フライボードに乗ったジェットマンが登場!!
観客席にもジェットエンジンの熱が伝わってきて、暑かったです。
フライボード ジェットエンジンで富士スピードウェイ上空を飛ぶ
TOYOTAが圧倒的な速さを見せつけていました。ル・マン24時間耐久レースにおける王者の貫禄です。
TOYOTAが王者の走りで、1位、2位表彰台を独占しました。
動画でも決勝の様子を撮影しましたので、ぜひご覧下さい。
WEC 第4戦富士6時間耐久レース2018 決勝 ホームストレート 2018.10.14
スマホの音量MAXで聴いても、本物の音に比べたら小さすぎます。
めっちゃくちゃ爆音でした!